靈氣とレイキ、どちらを学ぶ?

 

日本の伝統的な靈氣と西洋レイキ、自分はどちらを学んだ方がいいのか、なかなか決められないという方もいらっしゃいます。

 

そこで、ここでは簡単な靈氣・レイキの歴史とそれぞれの特徴についてお伝えいたします。

 

※受講にあたってのご質問等も、お気軽にお問合せください。

 


◉レイキ療法の歴史

 

靈氣(レイキ)という癒しのエネルギーは、大正時代の日本で臼井甕男(うすいみかお)先生が死を覚悟して行った断食の後、自身の怪我に思わず手を当てると癒しが起こったことにより、偶然発見されました。

 

臼井先生は、広く世の中の人にこの力の恩恵を与えられるようにと研究工夫を重ねた末、この力を他人に伝授し、心身改善に活用する方法を見出しました。

 

これが、「心身改善臼井靈氣療法」という手当て療法の始まりです。

 

臼井先生はその後、靈氣の活用法を研究し日本国内で普及活動を行っていましたが、第二次世界大戦後にGHQにより西洋医学以外の民間療法が全て禁止されたことで、靈氣療法の普及活動はできなくなりました。

 

しかし、じつは開戦の数年前に臼井先生の直弟子、林忠次郎先生から靈氣療法を学んだハワイ在住の日系人、高田ハワヨさんの貢献によって、靈氣療法はハワイへと伝えられていたのです。

 

高田ハワヨさんが晩年、天命を全うするまでの2年間(1978-1980)に育てた22名の指導者たちにより、日本とは異なる文化の中で変化しながら靈氣療法はReiki・レイキとして世界に広がり、日本にも逆輸入される形で「西洋レイキヒーリング」として入ってきました。

 

現在は日本でも、西洋レイキヒーリングはメジャーなハンドヒーリング(手当て療法)です。 

 

日本の靈氣療法、西洋レイキヒーリングを合わせると、実に121ヵ国以上で数百万人の実践者がおり、補完代替療法の1つとして医療の現場で、家庭の中で広く活用されています。

 

 


◉レイキでできること

 

靈氣(レイキ)とは、天から絶えず降り注ぐ、高い波動を持つエネルギーのこと。

 

レイキ療法(レイキセラピー/レイキヒーリング)は、このエネルギーを体に流して自然治癒力を高め、心と体の不調を癒すことができます。

 

※手当て療法=ハンドヒーリングのことで、衣服やタオルの上から症状のある部位に軽く手を当てて癒す技法です。

 


◉レイキの系統とそれぞれの特徴

 

・臼井靈氣療法学会 

 

臼井先生の靈氣療法で、現在も存続はしていますが門は閉ざされており、入会そのものができません。 

 

 

・直傳靈氣研究会 

 

臼井先生の直弟子、林忠次郎先生直傳の「心身改善臼井靈氣療法」で、日本古来の伝統的な靈氣療法です。 

 

特徴:神道の伝統的な考えを重んじ、施術は人と動物、植物までが対象です。西洋のオーラやチャクラといった概念は取り入れていません。施術は治療的で、病気や怪我への施術に使う人も多いです。 

 

 

・西洋レイキ(臼井レイキ、臼井式レイキとも呼ばれます) 

 

林先生の弟子、高田ハワヨさんによってハワイから広まり、世界的に普及しているレイキで、欧米を中心に医療の現場でも取り入れられています。 

 

特徴:オーラやチャクラといった西洋的な考え方を取り入れており、病気や怪我への施術はもちろん、人や動物、植物以外にも、建物や土地、品物、食べ物、過去や未来に、など何にでもレイキすることができます。リラクゼーションの1つとして使う方も多いです。

 

 

★色々と書きましたが直傳靈氣、西洋レイキでは、考え方や使い方に違いがありますが、使えるようになるエネルギーは同じものです。 

 

病気や怪我の治癒に使われてきた海外の影響を受けていない、「心身改善臼井靈氣療法」を学びたい方には、直傳靈氣がお勧めです。

 

レイキを幅広く、そしてスピリチュアルな面でも活用したい方には、西洋レイキがお勧めです。

      

※既に西洋レイキを学んでいる方も、日本の靈氣に伝統回帰するように直傅靈氣を学ばれる方も多いです。(深みが出るのでお勧めです!)



◉レイキの学び方とアチューンメント

 

アチューンメントとは、エネルギーの詰まりを掃除して、靈氣が流れるようにする作業のことです。(直傳靈氣では靈授、西洋レイキではアチューンメント) 

 

・直傳靈氣では、師範・師範格より前期・後期のセミナーを受講し、靈授を受けます。その後、希望により師範格、師範へと進みます。 

 

直傳靈氣療法師(前期・後期終了)までは、3日間程度のセミナーを受講することでなることができます。

 

※直傳靈氣研究会に登録となり、修了証も本部発行となります。

 

その後、セミナーを開催できる師範格、師範へと進むためには、経験を積んで本部指定の条件をクリアする必要があり、早い人でも各1年以上を要する場合が多いです。

 

 

・西洋レイキでは、各個人のティーチャーよりセミナーを受け、レベル1(ファーストディグリー)、レベル2(セカンドディグリー)、レベル3(サードディグリー)、レベル4(ティーチャーディグリー)と進みます。 

 

西洋レイキの場合は、ティーチャー個人のバックグラウンドによりセミナー内容や手順は様々ですが、各レベルの間に21日間以上は習った技法に慣れる期間を経て、次のレベルに進むことが多いです。

 

※特に登録等はなく、修了証はティーチャー個人の発行となることが多いです。

 

 

どのレベルまで進むかは任意ですが、直傳靈氣では後期セミナー、西洋レイキではレベル2で遠隔施術ができるようになるので、少なくともそこまでは学んだ方が便利です。 

 

また、西洋レイキの場合には、セミナーの内容にかなりバラツキがあります。セミナー後のことを考えると、最低でも対面での実習があるところで学ばれることをお勧めします。